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2025-05-10

鳥越翔海 「朱竹」 2001.1.1作  一つの作品ですが、光によって多種多様に見えます!

K0226

名称:「朱竹」 日本画 2001.1.1作
作者:鳥越翔海 
大きさ:縦32cm x 横40.8cm  額 縦47.3cm x 横56.5cm

鳥越翔海画家のコメント:この作品は、光の加減、方向によって多種多様に見えます。角度によって色に変化が起こるのは、日本画の本来の色の成分が鉱物資源だからです。天然の岩絵具程、角度により色が変わります。朱竹の「朱」の色が角度によって違って見えるのは、その成分が辰砂という鉱物で、硫化水銀を含んでいます。日本では「丹」(に)とも呼ばれ邪気を払うとして、鳥居⛩️などの色とされました。また、芸者さんなどが口紅としても使っていたことがあり、身体へ水銀を少しずつ取り込んでいたため健康を害した原因だとも言われています。日本画家の方々はこの色を使う時は指に傷が無いか気をつけなければなりません。また、この色の処分は大変で、水で洗い流すことは環境にも良くないので、洗い流さないことが必要です。

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