2025-09-23
鳥越翔海「琉金と土佐金」2020


作者:鳥越翔海
作品:「琉金と土佐金」 2020.10.13.作
横27cm x 縦24cm(色紙サイズ)
画材:顔彩、岩絵具、膠、パールブルー
説明:金魚の起源は、約2000年前に中国の長江下流で発見された赤いフナとされています。 3世紀から4世紀頃には、中国南部で野生のフナの中に赤や金色のものが発見され、これが「金魚」という名前の由来となりました。 10世紀後半から飼育が始まり、970年代には観賞魚としての金魚の基礎が確立されました。当初は宮廷への献上品として扱われ、貴族の間で楽しまれていました。 日本には室町時代の1502年(文亀2年)に中国から伝来しました。 伝来当初の金魚は、現在の「和金」に近い形だったと考えられています。 当時の日本は戦国時代で情勢が不安定だったため、金魚を楽しむのは一部の貴族に限られ、一般にはあまり普及しませんでした。 江戸時代になり、広く庶民にまで広がり、夏の涼を楽しむものとして親しまれる様になりました。また、この頃から奈良などで、養殖が盛んとなり、品種改良の末、今日では多種多様な金魚が生まれました。
今回は、その中でも有名な琉金と土佐金をモチーフにしました。
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