シングリ山のなぞ－古墳の跡か？－

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　造山古墳群には今だになぞがたくさん残っている。榊山古墳（第一号古墳）のすぐ横にシングリ山という地名が残っているが、今は民家3軒が建っていて山の様子はまったく残っていない。ところが、明治20年（1887年）の古図をもとに西岡馨氏が昭和60年（1985年）に調査しなおした結果、このシングリ山が古墳ではないかという説が浮かび上がってきた。それを最近強調しているのが、造山古墳蘇生会の会長定廣好和氏である。 　これらの考えをもとに、現地の調査とGoogle Earthで上空から見てみると現在もなお円弧状の畔が確認できた。シングリ山が古墳であったかどうか現段階では確証できないが、その可能性は否定できないと考えている。（角谷）